2012年4月12日木曜日

心身発達編:心理学基礎用語集


IQとEQ

■IQとEQ
IQテストをご存じの方も多いと思います。
 
IQとは、知能指数、つまり知的能力を表す指数。EQとは、心の知性度、社会性を表す指数。
 
IQが人生において富や名声を得られる要因になるのは、2割ぐらいといわれている。
 
EQは人格や倫理の指数でもあり、感情制御力があり、自己理解や他社理解がある人ほど高くなる。
 
社会で成功するのは、良好な人間関係を築けるEQが高い人であるという研究者もいますが、IQにしてもEQにしても、それで人間の全てが分かるわけではないので注意!
 

愛着

■愛着
<attachment>
 
とくに幼児期までの子どもと育てる側との間に形成される母子関係を中心とした情緒的絆のこと。
 
具体的行動としては、愛着を抱いた対象への接近間や接触、後追い行動、微笑、発声、泣き行動などがある。
 
子どもの愛着行動に母親が適切に応答する母子間には安定した情緒的な関係が成立し、基本的な信頼関係の形成の基礎となる。


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アイデンティティ

■アイデンティティ
<identity>
 
アイデンティティは、「自我同一性」または「自己同一性」と和訳される。
 
青年期は身体的な変化に加え、自己に目覚める時期でもあり、変化が激しい時期。また、自立を志すが、社会的な経験が不足していて一人前とは認めてもらえない。
 
エリクソンはこのような青年期の発達課題としてアイデンティティの概念を提唱した。
 
この時期に自分とは何か、つまり「自分はどんな人間で、将来どんなことがしたくて、自分の生きている意味は何か」ということを考え、その結果自分らしさを獲得することが大切であるとしている。
 
また、自我の同一性の確立過程で、一時的に自分は何者か、将来どうしていいか分からず、模索している状態のことを「アイデンティティの拡散(モラトリアム)」と呼ぶ。
 
一人前の大人としての役割がみつからないので、「自分とは何か」などの疑問が出てきて、葛藤がおき、自分を一つに統合できない状態を指す。
 
高学歴社会の今、このような状態の青年が増えている。


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アダルト・チルドレン

■アダルト・チルドレン
<adult children>
 
夫婦げんかが絶えない家庭、親がアルコール中毒者である家庭など、精神的に不安定な環境に育ち、いわゆる子どもらしい時代を過ごせなかったという意味でその人のことを「アダルト・チルドレン」という。
 
大人になっても自分の気持ちをうまく表現することができないのが特徴で、泣きたいときに泣くことができず、抑圧された感情が怒りとなり急に爆発することなどもある。
 
また、親などを信頼することができない子ども時代を送ったため、他人に対して不信感を持ちやすく、必要な援助や助けを求めることが不得手である。
 
ほかには孤立感、無気力、過剰反応、自己評価の低さがあげられるが、「アダルト・チルドレン」は病気でも医学用語でもない。
 
感情をうまく表現できず、周囲に気を遣い生きづらくなっている状態のことを指す。
 
アダルト・チルドレンとは、そうであることを自らが認め、自分を育てていくための努力をするという肯定的な意味を持った言葉でもある。


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ギャングエイジ

■ギャングエイジ
<gang age>
 
小学校の中学年から高学年にかけて、子ども達は急速に仲間意識が発達し、多くは同年齢の児童と閉鎖的な小集団(ギャング)をつくって、そこで遊びや活動をすることを喜びとするようになる。
 
この仲間は、家族以上に大きな影響を持つものであり、大人から干渉されない自分たちだけの集団であることを望んでいる。
 
このような時期をギャングエイジと呼ぶ。

ホスピタリズム:施設病

■ホスピタリズム:施設病
<hospitalism>
 
母親から離れて乳児院や養護施設で育った子どもに見られる、心身両面にわたる障害のこと。
 
母親の愛情を絶たれた子どもは、始めあらゆる人にすがりつこうとするが、次第に発達が停止してきて無気力状態から最終的には自閉状態に陥る。
 
病気にもかかりやすく、またいったんかかてしまうと治りにくいという身体的変調もきたす。


レディネス

■レディネス
<readiness>
 
ある特定の事柄を学習するには、学習者が一定の発達を遂げていることが必要であるが、そのような学習成立のための準備性のことをいう。
 
たとえば、書き言葉を学習するためには話し言葉が十分に発達していることが望ましく、この場合、話し言葉は書き言葉のレディネスといえる。

インナーチャイルド

■インナーチャイルド
<inner child>
 
幼い頃の虐待や悲しいエピソードにより心は傷つく。
 
そのつらさから自分自身を一時的に守るために身につけた方法。
 
例えば、いじけや猜疑心がパターン化し、成長した後も人間関係などに支障をきたす。
 
治療においては、置き去りにされたインナーチャイルドを見つけ出し、悲しみ、虚しさ、恨み、怒り、不安などを理解・共感しはき出される。
 
幼い頃に手に入らなかった慰めや慈しみの言葉で、心にあいた穴を自分自身で満たし、大人に育てていく。



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